モンドリアン1
モンドリアン1

2016年5月14日(土曜日)、アートゼミではピエト・モンドリアンをテーマに2回目のゼミを行いました。前回の抽象化の過程を踏まえて、今回は構成による作画を行いました。2作品を制作、1作目は身近なテープを貼ることによる構成、2作目は色画用紙を自由にカットして貼ることで構成しました。気を付けたことはテープを貼る位置、画面分割が平凡にならないこと、「間」を出来るだけ生かすことでした。

モンドリアン2
モンドリアン2

普段の普通の絵画制作では、描くものを中心に考えますが、今回はむしろ余白を考えなければなりませんでした。ストイックな作業でしたが、発想の転換が思いの外刺激的だったのか、皆さんかなり時間をかけて熱心に「間合い」を測っていらっしゃいました。厳密には、モンドリアンの絵画では余白や図、地という発想すらないのかも知れませんが、日本的な「間」という考えがなければ具体的にイメージ出来なかったかも知れません。線が分割する「間」が大胆になればなるほど、面白い作品になりました。その後、改めてモンドリアンの作品を見ましたが、やはりすごい!常人が簡単に真似出来ない(出来そうに誤解される)世界であることが解りました。

モンドリアン3
モンドリアン3