皆さん、「モナリザ」のことはもちろん知っていますね。「モナリザ」は、ルーブル美術館の宝です。フランスの宝であるだけでなく、ダビンチ出生の地イタリアの宝でもある。「自分の国の宝じゃないから、無くなろうが焼かれようがどうでもいい。」と考える人はいるでしょうか?そんな人は世界中一人もいないのではないかと、私は思いたい。つまり、「モナリザ」は世界の宝だと言いたい訳です。

素晴らしい文化は、国境を越え人類全体の宝となる。その素晴らしさを、世界のどんな人も享受出来る。だから文化というものは、平和に繋がるのだと思います。だから文化を盛り上げることは、平和への意識を盛り上げることにもなる。私も、わずかながらでも文化に関わっていることに、誇りを感じてもいいと思っています。

しかし自尊心という言葉一つでも、自分をいたわる反面、相手を受け入れないという、プラスの意味もマイナスの意味もある。人間、つくづく矛盾したところがあります。嫉妬という感情も、厄介です。素晴らしい作品を、先達の生き様は、小さい自尊心に満足しがちな自分を変えてくれます。

今年が、平和で有りますように。