デッサンオンデマンド受講者の方の、傑作を掲載します。いわゆる細密描写ですが、現物を目の前にしながら、長時間じっくり描き進めたものです。

作者は、煮干しに関わる自分の思い、例えば海で採って食卓に来るまでを思い、自然の恵みについての思いを書き綴りながら、デッサンを進めていらっしゃいました。また描いている内に、もっと煮干しの肌を表現するにはどうしたらいいか?考える機会もあった、とおっしゃられていました。

描くとはどういうことか?というテーマに対して王道を行くような、作者の内面と外面(モチーフ)が干渉しあう、素晴らしいデッサンが出来上がりました。